QEMU を触ってみた

概要

LinuxQEMU を触ってみた際のメモです.環境は x86_64 の CentOS 6.5,QEMU は 2.0.0 で試しました.特に,SDL-devel をインストールしないと,VNC で接続する必要があった所にはまったので構築手順などをメモしときます.

全体の流れは以下の通り.

  1. yum で必要なものを入れる
  2. QEMU をビルドする
  3. QEMU仮想マシンを作成する

yum で必要なものを入れる

# yum install zlib zlib-devel
# yum install glib2 glib2-devel
# yum install ncurses-devel
# yum install SDL-devel            ★ 重要: 入れないと VNC で接続することになる

QEMU をビルドする

QEMU からソースコードをダウンロードしビルドする.configure のオプションは特に指定しないが,結果は確認したほうが良い.また,Mac の Port でも 「port install qemu」でインストール可能.

# ./configure
(中略)
pixman            internal
SDL support       yes        ★ SDL support が有効であることを確認する
GTK support       no
VTE support       no
(以下略)
 
# make
# make install

QEMU仮想マシンを作成する

作成方法の例

# qemu-img create <作成する仮想 HDD の名前>.img <作成する仮想 HDD 容量 (8Gなど)>
# qemu-system-x86_64 -hda <作成した仮想 HDD の名前>.img -m <メモリ> -cdrom <OSのISOファイル>.iso -boot d

QEMU のコマンドのメモ

  • -hda <イメージ>.img : ディスクイメージなどを指定
  • -cdrom <パス> : 光学ドライブ or ISO を指定
  • -boot d : 光学ドライブから起動することを指定
  • -boot c : HDD から起動することを指定
  • -cpu ? : エミュレートできる CPU を表示
  • -cpu : エミュレートする CPU を指定
  • -smp <コア数> : CPU のコア数を指定